整形だけじゃ若く見えない！本当の理由

2025年12月12日

みなさん、こんにちは。Dr.Ｒyoです。今回のテーマはこちらです。

整形だけじゃ若く見えない！本当の理由

人はどの時代も、年齢を重ねても若々しく見られたいと願います。

とくに、近代ではスキンケア、美容整形の進歩で、顔を変えることは以前より容易になりました。

しかし、私は日頃から顔や身体の筋肉や骨格の歪みをみて診断しているからかなのか、整形をしたにもかかわらず、思ったほど若く見えない とか、肌をきれいにしても老け顔に見えると感じることが頻繁にあります。

テレビや見てても、本屋さんにいって置いてある女性誌の表紙にでているタレントさんを見ても、なのです。

みなさんも、そんな経験はありませんか？

美容整形されてキレイなはずなのに、なぜか、若く見えない。なんてことを。

その理由は、いくつかあると思いますが、姿勢と噛み合わせが大きいと考えています。

表面を整えても若くみえない理由

顔の印象は、肌や輪郭だけで決まるのではなく、立ち姿のシルエット、首のライン 、口元のバランスといった全身的な要素も大きく関わってきます。

猫背、頭が前に出た前傾の姿勢は、 顔は自然と下向きになって、フェイスラインが崩れてしまうのです。

その結果 実年齢以上に老けた印象を与えます。

つまり、整形で肌を引き上げても 姿勢が悪ければ若返りの効果は半減するのです。

各大学の研究より

東京大学2001年の研究

 東京大学医学部口腔生理学教室が2001年に行った研究では、 噛み合わせのズレが物を粉砕する効率を低下させるだけでなく 頸部や背部の筋肉に影響して 姿勢のバランスを崩すことが示されました。

噛み合わせに問題があると、頭の位置が前に傾きやすくなり 背中が丸まりやすい傾向があると報告されています。

口の中の小さな変化や不調が 、全身の姿勢、や見た目まで影響を与えて、若く見えないという事実があるのです。

ハーバード大学2004年の研究 

アメリカ、ハーバード大学医学部の2004年の研究では 頭部と頸椎のアライメントの乱れが 顔の老化印象を強めることが明らかにされました。

姿勢が悪い人は 年齢より平均で約5歳老けて見られる傾向があるとされ その原因は首や顎の筋肉バランスの崩れにあると結論づけられています。

これは、姿勢と見た目の若さが国際的に相関関係にあることが裏付けられているといえます。

東京医科歯科大学2003年の研究 

東京医科歯科大学歯学部が2003年に発表した研究では 唾液分泌量と表情筋に関連があるのではないかと検討されました。

唾液の減少により口の中の乾燥が進んで、そうなると口の中が快適ではなくなりますから、表情も暗くなり、表情筋が硬くなり 笑顔が不自然になることが観察されました

表情の硬直は、肌がキレイでも若くみえないのです。

この研究は 唾液の分泌が顔の柔軟性、若々しく見える雰囲気に関係していることを示しています

カロリンスカ研究所2006年の研究

スウェーデンのカロリンスカ研究所の2006年の研究では 唾液に含まれる免疫物質IgAの減少が 顔の活力印象に影響する可能性が報告されました。

唾液分泌が低下した人は 顔色がくすんで元気に見えないように見える傾向があり 老けて見えると評価されています。

口の中の健康が身体全身の免疫だけでなく 外見の印象にもつながるというのです。

京都大学2005年の研究 

京都大学大学院医学研究科が2005年に発表の研究では 、噛み合わせの問題や唾液の分泌の低下が全身の免疫を下げて、 慢性的な炎症や疲労感につながると報告されています。

つまり、免疫が低下すると 肌の質感が悪化し て、顔の血色も失われ 老けて見える原因になるのです。

姿勢が悪いと老けて見えます

猫背や頭部の前傾姿勢では 首や顎に余計な負担がかかって、 フェイスラインにたるみが生じてきます。

咀嚼筋や表情筋のバランスが崩れると ほうれい線が深まり 目元や口元が下がって見えるのです。

こうした変化は 美容整形だけではなく、根本的には噛み合わせと姿勢を整えなければ解決できません。

根本改善のために

通常、若々しさを保つには 肌や美容処置と、考えるのでしようが、それだけでは不十分で、噛み合わせを整えることも大切なのです。

噛み合わせが整うと食べ物の粉砕能力も上がり 唾液の分泌が促進されます。

たくさん唾液が出れば口元は柔らかくなって、姿勢も改善して 自然に若返るのです。

トータルヘルスケアプログラムという選択肢

こうした流れをまとめてサポートする方法の一つがトータルヘルスケアプログラムです。

口の中の状態を詳しく調べて、 噛み合わせのバランスを整えて、 姿勢や表情に良い影響を与えます。

整形では補えない部分に歯科的なアプローチが役立つかもしれない ということです。新しい選択肢があるわけです。

最後に

美容整形だけでは若く見えない、その本当の理由は 姿勢と噛み合わせにあります。

東京大学、 東京医科歯科大学 、京都大学 、ハーバード大学、カロリンスカ研究所の研究が示すように 姿勢や唾液分泌 免疫の状態は外見の若さを左右します。

若さは表面を整えるだけでは得られず、口の中と身体のバランスを整えることが、若さを取り戻す鍵となります。

そのための一つの方法として トータルヘルスケアプログラムを知っていただければと幸いです。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

みなさんの未来が輝かしいものであるように願っております。

メッキのような若さではなく、純金のような、本物の若さを手に入れてください。

そのお手伝いができるのが、私が開発したトータルヘルスケアプログラムです。

みなさんのお役に立てることをねがっております。

統括院長　Dr.Ryo

コラムは、ウエスト歯科クリニックと玉川中央歯科クリニックで別の内容を掲載しています。両方をぜひご覧になってください。

参考文献（引用風）

• 東京大学医学部口腔生理学教室 咬合不全と咀嚼効率および姿勢への影響に関する研究 2001年
• Harvard Medical School Posture alignment and perceived facial aging 2004年
• 東京医科歯科大学歯学部 唾液分泌と表情筋活動および外見年齢に関する研究 2003年
• Karolinska Institute Salivary immune function and its relation to perceived vitality 2006年
• 京都大学大学院医学研究科 咬合不全と免疫機能および加齢印象に関する研究 2005年