WEST DENTAL CLINICウエスト歯科クリニック Dr.Ryo / 学芸大学
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不安感の原因と対策

2026年11月4日

なぜ理由もなく不安になるのか

不安感に襲わせる女性 「特に問題はないのに不安になる」 「常に何か落ち着かない」 「考えなくていいことまで考えてしまう」 このような不安感は、多くの方が経験しているでしょう。 一般的な原因としては、ストレス、性格、環境などが原因とされます。 ただ、「理由がはっきりしない不安」や「慢性的に続く不安」は、それだけでは説明できないケースも多くあります。

不安は「心の問題」だけではない

心拍数を測る様子 不安というと、心理的な問題として捉えられがちですが、実際には、身体の状態が強く関係しています。 不安を感じているとき、身体では心拍数の上昇、呼吸の変化、筋緊張の増加が起こっています。 つまり、不安は「心」だけでなく「神経の状態」としても理解する必要があります。

自律神経と不安の関係

不安で胸を抑える女性 不安感には、自律神経が深く関与しています。 特に交感神経が優位な状態が続くと、身体は常に「警戒モード」になり、この状態では、些細な刺激にも反応しやすくなり、リラックスできずに、思考が過敏になるといった変化が起こります。 スタンフォード大学やコロンビア大学の研究でも、自律神経のバランスと不安の関係が示されています。

なぜ神経が過敏になるのか

神経は、身体の状態をもとに調整されています。もしどこかに持続的な負荷や違和感があると、その情報が脳に伝わり続けます。 その結果、脳は常に「何か起きている」と認識し、警戒状態を維持します。

見落とされやすい「噛み合わせ」

嚙み合わせのアップ 噛み合わせがズレると、顎関節に負担がかかり、その刺激が三叉神経を通じて脳幹に伝わります。 三叉神経は、感覚だけでなく、自律神経の調整にも関与しています。

不安感とのつながり

顎関節からの刺激が持続すると、脳幹は常に情報処理を行う状態になります。 この状態では、神経が過敏になり、リラックスしにくくなるだけでなく、些細な刺激でも不安を感じやすくなるのです。 つまり、不安感は「心理」だけでなく、「神経の状態」としても説明できます。

不安感の流れ

神経のバランスが崩れるイメージ 噛み合わせのズレがおきます。すると、神経入力が増加して、脳幹の負荷増大します。 その結果、自律神経の乱れから交感神経優位となり、不安感がでてくるのです。 このように、構造と神経が連動しています。

なぜ気持ちでコントロールできないのか

考えなようにしようとする女性 不安を感じたとき、「考えすぎないようにしよう」としても難しいことがあります。 それは、神経の状態が先に変わっているためです。 つまり、思考ではなく「身体の状態」が先に不安を作っている可能性があるのです。

一時的な対処で戻る理由

不安に対しては、リラックス法、呼吸法、カウンセリングなどが行われますが、確かにこれらは有効な場合もあります。 ただ、入力という原因が変わらない場合は、状態がもとに戻ることがあります。

トータルヘルスケアプログラム®の考え方

脳が落ち着いた状態のイメージ トータルヘルスケアプログラム®では、不安感を「心理」だけでなく「神経と入力の問題」として捉えます。 その結果、自然に落ち着く状態に導きます。

プレミアムコンサルテーション®

不安の原因は一つではありません。 プレミアムコンサルテーション®では、現在の状態、神経のバランス、噛み合わせや補綴物の影響を総合的に評価して、どの要素が関係しているのかを整理します。

不安は「身体からのサイン」

不安感は、神経の過敏状態であり、バランスの乱れを示すサインになります。

最後に

不安感を感じなくなりリラックスした女性 もし理由の分からない不安が続いているのであれば、「考え方」だけでなく、なぜその状態が起きているのかという新しい視点が重要です。 その中で、これまで見落としていた要素に気づくことが、改善へのきっかけになりえるのです。 コラムはウエスト歯科クリニックと玉川中央歯科クリニックで、それぞれ異なる内容を掲載しています。ぜひ、もう一方のコラムもあわせてご覧ください。

参考文献

  • LeDoux JE(New York University) Fear and anxiety
  • Porges SW(Indiana University) Polyvagal theory
  • Craig AD(University of Arizona) Interoception
  • Benarroch EE(Mayo Clinic) Autonomic nervous system
  • Damasio A(University of Southern California) Somatic marker hypothesis