タバコは歯にも悪いと聞いたのですが、
なぜですか?
2015年10月7日
タバコによる一番の影響は、煙がお口の中を通過する時にお口の中を乾燥させてしまう事です。
だ液がたくさんある潤っている状態では、お口の中の汚れをだ液が洗い流してくれますが、煙によりお口の中が乾燥すると汚れが流れていかず、歯の表面も乾燥する為、プラーク(虫歯菌のかたまり)が歯につきやすくなり、虫歯の原因をつくり、口臭も強くなります。
また、タバコに含まれるニコチンは、血流を悪くし、歯ぐきの老化を進め、歯周病は進行するにもかかわらず歯ぐきから出血がしにくくなるので、歯周病になったとしても、歯ぐきから出血しないと歯周病が進行しているとはわからず、何年も放置してしまい、気が付いたら大幅に進行していたという事にもなりかねません。(歯周病については前回のコラム参照してください)
さらに、煙で歯が黄ばんでしまう等、見た目にも悪く、もちろん、身体全体や、将来的にくすみや黒ずみ、しわの原因となり、お肌に大敵ですので、なるべく禁煙をしていただければと思います。