老眼と視力の衰えは回復できるのか?
2025年11月7日
みなさん、こんにちは。統括院長のDr.Ryoです。
今回はこちらをテーマにお話しします。
老眼と視力の衰えは回復できるのか?
そもそも、老眼と視力の低下は、いつから始まるのでしょう。
40歳を過ぎた頃から、小さい文字がかすんで見える、スマホを少し離さないと見ない、焦点が合いずらい、これが老眼という症状です。
老眼が起きるメカニズムは、聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、目には水晶体があって、それが硬くなってきて、ピントを合わせる力、俗に調節力といいますが、それが落ちてくることで起こります。そして、年齢が積み重なると次第に網膜、視神経の働きも少しずつ衰えてくるから、全体的に視力が低下していくのです。
ハーバード大学の研究では、50代以上の人の中で多数が、眼精疲労、つまり、目の疲れですね。そして、視力低下を自覚しており、生活の質を低下させる要因のひとつになっているのです。【Harvard Medical School, 2019】。
老眼や視力低下は避けるには?

老眼は生理的現象であり、完全に避けることは正直いって難しいです。。しかし衰えの進行を遅らせるとか、改善をサポートすることは可能だと考えています。
オックスフォード大学の研究では、ルテインやゼアキサンチン、オメガ3脂肪酸などの適切な栄養をとっている人は、加齢に伴う黄斑変性、視力低下の進行が遅くなることが示されています【Oxford University, 2018】。
スタンフォード大学の研究では、定期的な運動習慣が網膜の血流を改善させて、視神経の健康に良い影響を与える可能性が報告されました【Stanford Medicine, 2020】。
つまり、老眼や視力の衰えは生活習慣や体のケアによって、いくらでも変えられる余地があるということがいえるのです。
脳と目

ここで大切なのは、目だけを見てもダメであり、視野をもっと広げていかないと視力の回復は期待できないということです。
視覚情報は目で受け取った後、視神経から脳へ送られるのです。最終的に見えると判断しているのは脳になります。
ハーバード大学とMITの共同研究では、歳を重ねることからくる視覚の衰えには、脳内の処理速度の低下も関係していることが報告されています【Harvard & MIT, 2021】。
つまり、脳が活性化していれば、視力や、見え方にも良い影響を及ぼす可能性があるといえるのです。
キチンと噛む脳血流
最近の研究では、キチンと噛むことと脳血流の関係が注目を集めています。
東京大学とスウェーデンのカロリンスカ研究所の共同研究では、奥歯の粉砕力によって脳血流が増加して、前頭葉や、記憶、判断、感覚処理に関わる海馬が活性化することが示されました【University of Tokyo & Karolinska Institute, 2017】。
さらに、自律神経系から全身の血流を改善して、脳への酸素供給を増やすことが分かっています【Frontiers in Neuroscience, 2019】。
このように、奥歯でキチンと噛むことは脳を活性化させ、視神経の働きにまで良い影響を与える可能性があるのです。
視神経噛む力
視神経は脳の延長線上にある神経であり、脳の血流の増加は、視神経にも良い影響を及ぼします。
海外の研究では、噛み合わせ悪く、奥歯の粉砕能力が弱い高齢者は認知症のリスクが高く、視覚機能の低下リスクも高い傾向があることがわかりました【Journal of Dental Research, 2019】。
つまり、奥歯でキチンと噛める状態をキープすることは、結果として視力の衰えを遅らせることにもつながるのです。
トータルヘルスケアプログラム®という選択肢

このプログラムは単なる歯科治療にとどまらず、噛み合わせを徹底的に分析し、奥歯の粉砕能力を最大限に高めることを目的としたものです
最大100時間以上をかけて、骨格や筋肉、姿勢や生活習慣を精密に評価し、よく噛める最大の状態を作り出します。その結果、脳血流は改善されて、免疫機能、そして視神経の働きまでもが整っていくのです。
特筆すべきは、このプログラムが日本国特許庁から2つの商標登録を取得していることです。二重の認可を得ていることは、信頼性と独自性の証明ともいえると考えています。
プレミアムコンサルテーション
トータルヘルスケアプログラムを受けるにあたっては、まずプレミアムコンサルテーションが必須になります。初回六十分、身体全体、生活習慣、目、脳に関する不安をじっくり伺い、プログラムが適しているかどうかを一緒に判断します。自由診療で、初回は税込十一万円です。
この時間は単なる説明ではなく、未来の自分の可能性を探るための第一歩となりえる特別な初診体験です。
最後に

老眼、視力の低下は、加齢が原因だから避けられないと諦められがちですが、脳と目の関係にフォーカスすれば、改善や予防の可能性の期待値が大きいことがわかります。
奥歯でキチンと噛むことが脳を活性化させ、その良い影響が視神経に届くということは、多くの研究からわかってきました。これを体系的に実現できる方法が、唯一無二のトータルヘルスケアプログラム®なのです。
老眼、視力低下に悩む方にとっては、このプログラムはただの治療プログラムではなく、若さを取り戻す、アンチエイジングのための新しい選択肢のひとつといえます。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
みなさんの悩みが少しでも和らぐことができたら、幸いです。
みなさんの今後に、素敵な未来がありますように。
統括院長 Dr.Ryo
コラムは、玉川中央歯科クリニックとウエスト歯科クリニックのホームページに掲載しています。
ぜひこちらもご覧ください。




