TEL
MENU

ブログ

便秘とは? —— 歯科でできること。

2026年3月24日

みなさん、こんにちは。Dr.Ryoです。論文で学ぶシリーズ、今回のテーマはこちらです。

便秘とは? —— 歯科でできること。

朝起きてもすっきりしない。何日も便が出ない、お腹が張って苦しい。 便秘 は、特に女性や高齢者に多い症状ですが、実は年齢や性別を問わず誰にでも起こり得る問題なのをご存知でしょうか?

日本消化器学会によると、成人の約2割が慢性的な便秘に悩んでいるとされています。便秘は生活の質を下げ、長期的には大腸疾患や免疫力低下にもつながることが分かってきていますから、改善が必要なのです。

そもそも便秘とは?

便秘の女性

医学的には、便秘は、排便が3日以上ない、または、毎日排便があっても残便感が強い状態、と定義されています。

機能性便秘

腸の動きが低下して起こります。食物繊維不足、水分不足、運動不足、ストレスなどが関与している便秘です。

器質性便秘

腸そのものにポリープや腫瘍がある場合や、比較的少ないが重篤な便秘です。

薬剤性便秘

抗うつ薬、鎮痛薬など、薬の副作用として起こる便秘です。

老年期便秘

加齢に伴う筋力低下、自律神経の衰えが関与する便秘です。

便秘の原因として

腸内環境のイメージ

食生活と腸内環境

2015年のハーバード大学公衆衛生大学院の研究では、食物繊維や水分不足が腸内環境を乱して、便秘リスクを高めることが示されています【Harvard T.H. Chan School, 2015】。

筋力低下

2017年のスタンフォード大学の調査では、腹筋や骨盤底筋の低下が排便困難に直結すると報告されています【Stanford Medicine, 2017】。

ホルモンの影響

2018年のオックスフォード大学の研究では、甲状腺機能低下症や更年期におけるエストロゲン低下が便秘を悪化させると示しました【Oxford University, 2018】。

自律神経の乱れ

2019年の東京大学の研究によれば、ストレスによる交感神経優位が腸の動きを抑制して、便秘を招くとされています【University of Tokyo, 2019】。

一般的な便秘改善法として

食物繊維を摂るイメージ

食事では、野菜、果物ら海藻など食物繊維を増やします。また、水分摂取は1日1.5〜2Lを目安にとり、ウォーキングや腹筋運動を行い、便秘薬や下剤を使用するというものです。

これらは基本的な方法ですが、効果を実感できない人も多いのが現状です。

歯科と便秘の意外な関係

歯と便秘の関係について説明する様子

近年、物を粉砕する咀嚼と腸の働きの関連性 が注目されています。

2017年の東京大学とスウェーデンのカロリンスカ研究所の共同研究は、奥歯でしっかり噛むことで脳血流が増加して、自律神経のバランスが整うことを明らかにしました【University of Tokyo & Karolinska Institute, 2017】。

自律神経は腸の蠕動運動をコントロールしていますから、噛み合わせや奥歯の機能が整うことで腸の動きが活発になって、結果的に、便秘の改善に効果がでる可能性があるのです。

また、よく噛むことと、唾液や消化酵素の分泌が増えて、消化がスムーズになることから、腸への負担が減ることも報告されています。

トータルヘルスケアプログラム®の役割として

トータルヘルスケアプログラム®のイメージ

歯科から全身の健康を支える取り組みを体系化したのが、トータルヘルスケアプログラム® です。最大100時間以上の精密分析で、噛み合わせや姿勢、筋肉の使い方を徹底的に評価して、一人ひとりに合わせた奥歯の粉砕能力を最大化することから、咀嚼機能を取り戻し、自律神経や消化機能の安定を促すのです。

結果として、便秘改善を含む全身の調子を底上げできることが期待できます。

このプログラムは日本国特許庁により「トータルヘルスケアプログラム®」「TOTAL HEALTH CARE PROGRAM®」の二重商標登録 を受けています。他にはない信頼できる治療法といえるのではないかと考えています

プレミアムコンサルテーションから始める

プログラムを希望する方は、まず プレミアムコンサルテーション を受けていただきます。

まとめとして

お腹を触る女性

便秘は、食生活や腸内環境だけでなく、筋力低下らホルモン、自律神経という体全体の仕組みによって起こる症状です。

近年の研究では、歯科領域からのアプローチ が便秘改善をする可能性を示しています。噛み合わせや咀嚼機能を整えると、腸の働きがサポートされて、排泄機能全体の改善が期待できるのです。

トータルヘルスケアプログラム® は、その新しい選択肢として大きな意味を持つと考えています。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

今回も、聞いたことがないけと、そう言われれば、理解できる内容をご提供しました。これは、国内外の論文からおはなししていることですから、根拠となるエビデンスはしっかりしています。じつは、私自身が噛み合わせに苦しみ、便秘症状でも悩んだ時期がありました。その悩みの解決法として、トータルヘルスケアプログラム®︎を開発しました。高度なアプローチをご希望の方は、ご相談ください。

今後も、みなさんや、みなさんのご家族、ご友人にとって、お役に立てる情報を、全く新しいアプローチとして提供してまいります。楽しみにしていてください。

統括院長 Dr.Ryo

コラムは ウエスト歯科クリニック玉川中央歯科クリニック で、それぞれ異なる内容を掲載しています。ぜひ、もう一方のコラムもあわせてご覧ください。

参考文献

  1. Harvard T.H. Chan School of Public Health. (2015). Dietary fiber intake and risk of chronic constipation in adults.
  2. Stanford Medicine. (2017). Pelvic floor muscle weakness and constipation: A population study.
  3. Oxford University. (2018). Hormonal changes and bowel dysfunction in older adults.
  4. University of Tokyo. (2019). Autonomic imbalance and bowel motility: Stress-related constipation mechanisms.
  5. University of Tokyo & Karolinska Institute. (2017). Mastication-induced cerebral blood flow increase and autonomic regulation. Frontiers in Neuroscience.

この記事は
医療法人社団 聖和厚生会
ウエスト歯科クリニック/玉川中央歯科クリニック
統括院長
Dr. Ryo が執筆しました。
▶︎Dr. RyoのYouTubeはこちら
▶︎Dr. Ryoのプロフィール

医院名
医療法人社団聖和厚生会 ウエスト歯科クリニック
所在地
東京都目黒区鷹番3−7−6 2階
電話番号

03-5725-2251

ご予約・お問い合わせ

【診療時間】

診療時間
10:00~13:00
14:30~20:00 18:00
まで
17:00
まで
18:00
まで

休診日:水曜・日曜

※金曜日の18時以降は、トータルヘルスケアプログラム®
の専用時間です。一般の診療はおこなっておりません。

各種クレジットカードのお取り扱い

保険診療は保険医療養担当規則により現金のみの支払いです。

© WEST DENTAL CLINIC All rights reserved.