耳が遠くなった!聴力低下は改善するの?
2025年11月11日
みなさん、こんにちは。統括院長Dr.Ryoです。
今回はこちらをテーマにお話ししていきます。
耳が遠くなった!聴力低下は改善するの?
最近、人の声が聞き取りにくいと感じる方もいらっしゃると思います。
会話していて、え?なんて言ったの?と聞き返すことが増えたことを実感しているのであれば、聴力低下が疑われます。聴力低下の症状として、テレビの音量が前より大きくないと聞きづらいというものがあげられます。
そんな症状があったら、ああ、歳のせいか、と思うかもしれません。実は、加齢による聴力の低下は誰にでも訪れる自然現象です。ただ、その低下のスピード、程度は人によって大きく異なりますから、改善の余地がないわけではないと考えています。
なぜ聴力は低下するのか

耳の繊細なメカニズムは、外耳から入った音は鼓膜を振動させて、中耳の耳小骨を伝わり、内耳の蝸牛という器官で電気信号に変換されます。それが、聴神経を通って脳に届くのです。
歳を重ねることで起きる聴力の低下は、この経路ご弱ってくることで起こります。蝸牛の有毛細胞の減少がよく起きるのですが、この細胞は音を電気信号に変えるのですが、一度機能が失われると再生しにくく、耳が聞こえにくくなります。
ハーバード大学医学部の研究では、高齢者の難聴の方の多くが、有毛細胞と聴神経の連結部の損傷が影響していることが示されました【Harvard Medical School, 2018】。また、スタンフォード大学の研究では、血流の不足が蝸牛や聴神経にダメージを与えて、聴力の低下を加速させる可能性があることが分かっています【Stanford Medicine, 2019】。
つまり、聴力低下には耳の老化だけではなく、脳、神経、血流が密接に複雑に関わっているのです。
聴力低下への改善法

一般的ひは補聴器の使用です。うまく、使えば日常の生活の質は大きく改善します。
次に大音量の音楽を避けるようにして、バランスの良い食事を取るようにする、そして、血圧や血糖を安定させるなど、耳に負担をかけないように気をつけるのです。。オックスフォード大学の研究では、地中海食が加齢性難聴のリスクを下げることが報告されています【Oxford University, 2020】。
運動や睡眠も聴力に影響します。運動は血流を改善して、耳や脳への酸素供給をサポートします。スタンフォード大学の研究では、週に150分の中強度運動を続ける人は、聴力の低下が緩やかになったというデータ示されました【Stanford Medicine, 2021】。
脳血流聴力
聴力は耳だけではなく、脳も大きく影響しています。音を理解するは、脳の役割なのです。
最近、脳血流の増加が聴覚の機能をキープするうえで重要であることが分かってきました。ハーバード大学の神経科学の論文では、脳の血流が少ない高齢者ほど聴覚能力である、言葉の聞き取りが悪くなる傾向があると報告されました【Harvard University, 2019】。
脳を活性化奥歯で噛む
奥歯でキチンと噛むことは脳血流を増加させる効果があることが、最近の研究で示されています。
東京大学とスウェーデン・カロリンスカ研究所の共同研究では、キチンとした奥歯の粉砕能力は、前頭葉や海馬の血流が顕著に増加して、脳の活動が高まることが確認されました【University of Tokyo & Karolinska Institute, 2017】。
この脳の活性化は、聴覚処理にも良い影響を及ぼすと考えられます。奥歯で噛むことが、脳と耳の機能を強める役割を果たしているのです。
トータルヘルスケアプログラム®の有効性
この観点から注目されるのが、トータルヘルスケアプログラム®です。
このプログラムは、最大100時間以上に及ぶ精密分析を行い、一人ひとりに合わせて噛み合わせを整え、奥歯の粉砕能力を最大限に引き出すことを目的としています。結果として、最大粉砕能力をキープすることで、脳血流の増加、免疫や神経機能の安定につなげます。
聴力低下は耳の老化だけでなく、脳の処理力の低下があります。その両面を支えることができる点で、トータルヘルスケアプログラムは非常に有効なアプローチなのです。
そして、このプログラムは日本国特許庁から商標登録を2つ取得しています。
- トータルヘルスケアプログラム®
- TOTAL HEALTH CARE PROGRAM®
この二重の認可が、他にはない信頼と独自性を裏付けているといえます。
プレミアムコンサルテーション
プログラムを始める前には、必ずプレミアムコンサルテーションを行います。初回六十分、じっくりと体の状態や生活習慣を伺い、適応かどうかを判断します(自由診療・税込十一万円)。ここで未来の可能性を一緒に見つけていくことができる特別な初診体験です
最後に

耳が遠くなった、は単なる老化現象ではなく、体全体からの老化サインかもしれません。補聴器や生活習慣の改善も大切ですが、脳血流を保ち、耳と脳を同時にケアすることが、聴力を守るために必要なのです。
奥歯でキチンと噛むことは、脳を活性化させ、その良い影響は聴覚にも及びます。これを体系的に実現できるのが、唯一無二のトータルヘルスケアプログラム®です。
玉川中央歯科クリニック(世田谷区)とウエスト歯科クリニック(目黒区)では、それぞれ異なる視点からコラムを執筆しています。理解をさらに深めるために、ぜひ両方のホームページをご覧ください。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
みなさんのこれからの、明るい未来のためにこのコラムをかいています。
みなさんにとって、輝く未来がくることを願っています。
統括院長 Dr.Ryo





