テストの成績を上げる歯科治療
2025年11月4日
みなさん、こんにちは。Dr.Ryoです。今回のテーマはこちらです。
テストの成績を上げる歯科治療
この内容は、学生さんや、親御さんには非常に興味のある題材だと思います。実は、学力を決めるのは知識量だけではないことがわかってきています。
テストの成績を上げるために、天才的な人は別だと思いますが、通常、多くの人は勉強時間を増やして、涙ぐましい努力をされていると思います。。学習量は成績の向上にとても大切ですが、同じ時間を勉強しても成果が出る人と出ない人がいるのです。これは、なぜでしょうか?このコラムでは、その謎を検証していきます。
学力の向上には、知識の量だけではなく、記憶力、理解力、集中力、睡眠の質、精神の安定 などの総合的な脳のパフォーマンスがとわれます、そして最近の研究で、これらのパラメータ能力が噛み合わせと、深く関係していることがわかってきました、
記憶力を高める、噛み合わせ

ロサンゼルスのカリフォルニア大学(UCLA)の研究では、食物の粉砕力によって海馬の血流が増加し、記憶の形成が促進されることが報告されました。、【UCLA, 2013】。海馬は学習、記憶の両面で中心的な役割を担う脳の部分であり、海馬が活性化すると、覚えたことを長く記憶、保持できるようになるのです。
また、北大の研究でも、噛み合わせが良く、キチンと噛める子どもは計算問題、暗記テストともに正答率が高い傾向があると発表しています【Hokkaido University, 2015】。この結果は、噛み合わせと学習効率が直結していることを示すものといっても差し支えないものです。
噛み合わせは、集中力と理解力を底上げする

マサチューセッツ工科大学(MIT)の実験で、ガムを噛むと、噛んでいない人より課題の遂行速度が速く、注意力が持続しやすいことを示しました【MIT, 2014】。実は、これは口を動かすことで眠気が覚めるということではなく、噛むことが前頭前野の活動を安定化させて、論理的思考、読解力が高まる、とされています。
東北大学の研究も同様に、正しい噛み合わせが集中力を安定させることを確認しました【Tohoku University, 2016】。勉強で、集中力は大きな武器になり、結果として、噛み合わせを整えることが成績向上の可能性が高いのです。
学習したものを忘れる

勉強して覚えたことを忘れてしまう、という悩みは、睡眠の質の低下が考えられます。記憶は睡眠中に長期的な記憶へと変換されて、長く定着します。
その点、歯ぎしりやアンバランスな噛み合わせは睡眠に集中することを阻害して、睡眠自体を浅くし、夜に起きてしまう原因ともなります。ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(UCL)の研究報告では、ガタガタした歯並びや、不安定な噛み合わせは、学習したものの記憶の定着を妨げることがあると報告しています【UCL, 2015】。
ということは、矯正や噛み合わせを整える治療で睡眠の質が改善すれば、学習効率が大きく向上することが期待できまるのです。
精神的な安定とテスト本番

テストで実力を発揮できるかどうかは、メンタルの安定が非常に重要ですも。九州歯科大学の実験では、噛むという行為そのものが動がセロトニンを増加させて、不安や緊張を和らげることが示されました【Kyushu Dental University, 2014】。
つまり、噛み合わせを整えると、テスト当日に実力をだせないという確率を大いにさげてくれるということです。
学力と噛み合わせ

正しく噛める、ということと学力には相関関係が確認されています。岡山大学の研究では、噛み合わせに問題を持つ子どもは国語、算数のテストの成績が平均より低い傾向があると発表されました【Okayama University, 2017】。
この研究はら歯並びや噛み合わせが、学習に影響をあたえる、という新しい考えを示しているのです
成績を伸ばす方法

こうした科学的知見をもとに、歯科から全身を整えるために開発したのが トータルヘルスケアプログラム® です。最大100時間以上にわたる精密分析を行い、噛み合わせ、姿勢、筋肉、生活習慣まで徹底的に精密分析を行います。
奥歯の粉砕能力を最大化することで、、脳血流と神経伝達を安定化させて、集中力、記憶力、精神の安定をトータルにサポートします。これにより、勉強効率が向上し、テスト本番でも実力を存分に発揮できるわけです。。
このプログラムは日本国特許庁により「トータルヘルスケアプログラム®」と「TOTAL HEALTH CARE PROGRAM®」の二重商標登録を受けており、信頼できる唯一無二の治療体系であると、私は考えております。。
成績向上の必要性

テストの点数は、進学、就職、将来の選択肢を広げるための重要な指標にもなります。そして、トータルヘルスケアプログラム®を受けることは、学習能力そのものを底上げする可能性を高めることであり、成績向上を通じて人生の可能性を広げることは間違いありません。
最後まで、読んでくださってありがとうございました。
みなさんの、未来の人生への先行投資の選択肢になることを期待しています。
統括院長 Dr.Ryo
このコラムは、玉川中央歯科クリニックとウエスト歯科クリニックのホームページに、別の内容で掲載されています。
ぜひ、もう一つの記事もご覧ください。
参考文献
- UCLA (2013). Mastication-induced hippocampal blood flow and memory formation.
 - Hokkaido University (2015). Mastication ability and academic performance in children.
 - MIT (2014). Chewing and sustained attention in task performance.
 - Tohoku University (2016). Mastication and sustained concentration during cognitive tasks.
 - UCL (2015). Sleep quality, occlusal instability, and memory consolidation.
 - Kyushu Dental University (2014). Mastication and serotonin-related anxiety reduction.
 - Okayama University (2017). Malocclusion and academic achievement in elementary school children.
 




