整体とどう違う?
2026年5月19日
約30年の開発から生まれたトータルヘルスケアプログラム®という新しい選択肢

結論として、整体では届かない本質的な原因にアプローチする治療。
肩こり、腰痛、疲れやすい、倦怠感、多くの人が抱える慢性的な不調は、一時的に軽くなるけれど、しばらくするとまた繰り返してきます。
その理由は、整形や整体で整えても、体の本質的な原因である軸が変わっていないからだと考えています。
整体は筋肉や関節の負担をゆるめて、歪みを整える点では確かに効果的な治療だと思います。
しかし、体の根本にある噛み合わせ、噛み合わせからくる姿勢、噛み合わせからくる呼吸、噛み合わせから影響される自律神経のバランスが乱れたまま放置すると、不調は繰り返し繰り返し、時間の問題で現れてしまうのです。
この繰り返す不調を根本的に断ち切るために開発したのが、トータルヘルスケアプログラム®です。
その発案は、今からからのぼること約30年前、一人の歯科医師、Dr. Ryoの疑問から始まりました。
なぜ整体では、戻ってしまうのか

整体は、今ある辛い痛み、こりを軽減する即効性が魅力な効果的な治療です。
施術後の軽さやリラックス感は、多くの方が実感していると思います。
ただし、私が考えるに、整体の目的は、筋肉や関節の現在の状態を正しい状態に整えることにあります。
ということは、筋肉をゆるめても、その緊張を生み出す根本の原因である、噛み合わせのズレ、呼吸の浅さ、自律神経の乱れまでは十分には届かないのです。
結果、数日後にはまた同じ症状が再発してしまう人がでてくるのです。
多くの人が感じる整体の限界は、、まさにこの部分にあると考えています。
誤解しないでいただきたいのですが、決して整体を否定しているわけではありません。整体とは何か?を私なりに独自に分析しているのです。
約30年の研究が導いた答え

Dr. Ryo が30年前に掲げた問いはひとつ。
「なぜ人は、同じ不調を何度も何度も何度も繰り返すのか?」
この問いから、歯科医学、姿勢科学、神経生理学、咀嚼機能といった複数分野を独自に融合させた、まったく新しいアプローチが生まれたのです。
噛み合わせを基として、姿勢、呼吸、自律神経、唾液分泌までを関連付けて一体として整えたのです。
それが「トータルヘルスケアプログラム®」の基本理念になります。
この発想は、当初は先進的すぎると私は考えていましたが、国内外の論文を目を通すと、その考えを裏づけているように感じます
世界の大学が示す、噛み合わせと全身の関係

2024年のスペイン・バレンシア大学の研究では、噛み合わせに問題のある人は、歩行中の重心移動が不安定で、姿勢制御にも影響が出る時示されました。
2023年のポーランド・ポズナン医科大学の調査では、下の顎が後退している人ほど立位で重心が前に偏る傾向があると報告されています。
2020年のイタリア・パヴィア大学による総説では、12件の研究のうち約3分の2で、噛み合わせと姿勢には有意な関連がある、と結論づけています。
2003年の日本の明海大学の研究では、噛み合わせを調整すると、頭部の位置が安定して、続いて背骨や体幹のバランスが改善していく段階的な変化が観察されました。
これらは、噛み合わせが歯の問題だけでなく全身の問題であることを示しています。
いわば、整体が体の外側を整えるのに対し、トータルヘルスケアプログラム®は、体の中枢軸そのものを再構築する物だといえるのです。
唾液は天然の治癒力を引き出す

健康な体づくりには唾液は非常に重要です。
2008年のカナダ・マニトバ大学の Dawes 教授は、唾液の分泌量が歯と全身の健康に大きく影響することを発表しました。
唾液には、抗菌、自浄、再石灰化、酸中和といった、天然のマウスウォッシュとも呼べる多彩な機能があるのです。
例えば、噛み合わせが整えば、咀嚼がスムーズになって、唾液腺が自然に刺激されてきます。そうなると唾液が増えることで、口腔内の炎症が減り、体全体の免疫バランスも改善されてきます。
この内側から整えることが、長期的な健康維持にとってなくてはならないものになるのです。
一瞬の快楽、一生の安定

整体が、今、気持ちいい、ものすごく楽になった、という気持ちいいものだとすれば、トータルヘルスケアプログラム®は、明日も、その先も元気でいるためのプログラムなのです。
施術の目的は、再発しない体にすること。
そのために、1年単位で体のデータを分析し、姿勢、噛み合わせ、呼吸、自律神経の変化を分析します。
長期的にサポートすればするほど、体調の安定、集中力、睡眠の質、姿勢保持力などが有意に改善しています。
これが、約30年の研究が生み出した、長く続く健康の秘訣なのです。
まとめとして、整体の先にある、新しい整えるという考え。

整体も、トータルヘルスケアプログラム®も、整えるという目的に違いはありません。
しかし、整体は、筋肉や骨格を整える、外側の調整であるのに対して、トータルヘルスケアプログラム®は、噛み合わせ、姿勢、呼吸、自律神経、唾液という内側の調律というイメージです。
Dr. Ryo が30年かけて築いたこのプログラムは、短期的な快楽ではなく、長期的な再生と再構築を目的とした、まったく新しい医療的アプローチであると考えています。
あなたが求めているのは、生涯にわたって不調を繰り返さない体でしょうか?
選択肢は、あなたの未来を変えるのです。
コラムは ウエスト歯科クリニック と 玉川中央歯科クリニック で、それぞれ異なる内容を掲載しています。ぜひ、もう一方のコラムもあわせてご覧ください。
参考文献
- Carda-Navarro I, et al. Relationship between Body Posture Assessed by Dynamic Baropodometry and Dental Occlusion. University of Valencia, Spain, Sensors. 2024;24(6):1921.
- Kowalski A, et al. Malocclusion and static postural stability among healthy young adults. Poznan University of Medical Sciences, Poland, Int J Environ Res Public Health. 2023;20(2):1652.
- Álvarez Solano C, et al. Relationship between occlusion and body posture: a systematic review using stabilometric platforms. University of Pavia, Italy, CRANIO®. 2020.
- Wada K-I, et al. The Relationship between Occlusion and Posture. Meikai University, Japan, J Acad Clin Dent. 2003;23(2):158–164.
- Dawes C. Salivary flow and its influence on oral health. University of Manitoba, Canada, J Am Dent Assoc. 2008;139 Suppl:18S–24S.
この記事は
医療法人社団 聖和厚生会
ウエスト歯科クリニック/玉川中央歯科クリニック
統括院長
Dr. Ryo が執筆しました。
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▶︎Dr. Ryoのプロフィール




