疲れた印象をなくしたい方へ
2026年2月10日
みなさん、こんにちは。統括院長 Dr.Ryoです。
今回のテーマはこちらです。
疲れた印象をなくしたい方へ
疲れた印象はなぜ生まれるのか

まず、疲れた印象はなぜ生まれるのか、を考察していきます。
よく眠ったはずなのに疲れて見えるとか、見られる、そんな経験は誰にでもあると思います。
クマ、くすみ、肌のざらつき、口角の下がりなどは、化粧や明るい照明で隠すことはできても、根本的な解消は難しいですよね。
こうした、疲れた印象 は、外見の衰えだけではなく、体の中で起きている免疫や代謝の低下が外に現れているケースが多いのです。
血流と酸素不足と、顔色
ハーバード大学医学部の皮膚研究チームは、血行不良が皮膚の酸素供給を妨げて、顔のくすみを引き起こすことを明らかにしました(Harvard Medical School, J Invest Dermatol, 2017)。
血流が滞れば、細胞に十分な酸素や栄養が届かずに、肌は透明感を失って、いきます。これが周囲から、疲れている、と見られる要因のひとつです。
炎症と皮膚バリアの乱れ
東京大学の研究では、酸化ストレスや免疫低下は皮膚のバリアを壊して、慢性的な炎症を生じやすくします(UTokyo, 2019)。炎症が持続すれば赤みやざらつきが目立ってしまい、若々しい印象ではなくなります
つまり、肌の質感や色調は、免疫の働き、が関わっていることがわかります
目の下のクマ
慶應義塾大学の形成外科の研究では、クマや目の下のたるみは、寝不足のせいではなく、眼窩脂肪の前方突出や皮膚の薄化などの構造的な要因でも強調されることが示されました(Keio Univ., Plast Reconstr Surg, 2018)。
生活習慣だけでなく、体の組織の変化が疲れた表情の顔を形づくるのです。
表情筋の硬さ
スタンフォード大学の神経科学研究チームは、顔の筋肉がこわばると、他人は、疲れている、元気がないと感じやすい、と発表しました(Stanford Univ., Nat Neurosci, 2016)。
つまり、デスクワークやストレスなどで、表情筋が固まってしまうと、実際以上に、疲れた顔 に見えてしまうということなのです。
免疫力と見た目
免疫機能は見た目の若さを支える重要な仕組みでもあります。
炎症を早く収めて、血流を整えて、ホルモンの働きを安定させる。
これらはいずれも免疫の調和が関わっているのです。スウェーデン・カロリンスカ研究所では、免疫が低下すると、他者から疲れて見られる傾向が強まる、と報告しています(Karolinska Institutet, Psychol Sci, 2019)。
咀嚼と全身への効果
咀嚼はただ食べ物を細かくするための行為ではなく、九州大学の研究では、しっかり噛むことで、免疫防御が高まることが確認されました(Kyushu Univ., J Dent Res, 2018)。また、ハーバード公衆衛生大学院の研究では、噛む回数を増やすことで血糖値の急上昇が抑えられて、炎症のリスクが減ることが分かっています(Harvard T.H. Chan School, Am J Clin Nutr, 2011)。
つまり、噛む行為が、免疫や代謝を整える入り口となるといえるわけです
腸内環境と老廃物
腸は、肌や表情にまで影響します。イェール大学の論文では、腸内環境の乱れは全身の炎症を悪化させて、肌のトラブルを招く、とまとめられています(Yale Univ., Nat Rev Gastroenterol Hepatol, 2018)。
つまり、しっかり噛むことで消化が助けられで、腸内での不要物の滞留が減少します。そうなると、腸内細菌のバランスが整って、便通がスムーズになるわけです。さらに、その結果、老廃物がきちんと排出されて、肌の色や質感まで改善するのです。
ストレスと自律神経
オックスフォード大学精神医学部の研究では、ストレスが外見的な老化や疲れ顔を加速させるとされています(Oxford Univ., Lancet Psychiatry, 2018)。
つまり、交感神経が優位になると筋肉がこわばって、血流は悪化します。これが、顔が暗くて、沈んで見える、原因のひとつです。
一般的なケアの限界

化粧や美容施術は即効性がうりであり、持続的な解決にはなりません。アメリカ皮膚科学会は、生活習慣や体内環境を整えることが不可欠であると指摘しています(AAD, J Am Acad Dermatol, 2016)。
つまり、表面的な手段では、疲れた表情の根本的な改善は難しいのです。
選択肢としてのトータルヘルスケアプログラム®

トータルヘルスケアプログラム®は、姿勢や噛み合わせ、筋肉バランス、免疫の働きまでを精密に分析し、全身を整えることを目的としています。
実際にプログラムを受けられた方からは、朝の目覚めがよくなった、肌が明るくなり人から若いと言われるようになった、以前より疲れて見られなくなった、といった声が寄せられています。
重要なのは、外見を直接どうかするのではなく、体全体を整えることで自然に印象が変わるということです。
まとめ

疲れた印象は、睡眠不足や年齢だけが原因ではなく、血流、免疫、腸内環境、ストレス、自律神経。これらの不調が複雑に重なり合って、顔に反映されるのです。そのためには、血の巡りを良くして、免疫を高めて、余分な老廃物を排出して、心身をリラックスさせることがもっとも重要なのです。
これらを支える方法のひとつが、物をキチンと粉砕する咀嚼であり、さらに全身を包括的に見直すトータルヘルスケアプログラム® なのです。体の力を引き出すことで、自然に 疲れた印象が消えて、健康的で若々しい表情を取り戻すことができるのです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日、お伝えしたことを日常で意識するだけでも、より健やかな毎日につながると思います。
もし、専門的なサポートをご希望な方には、プレミアムコンサルテーション、トータルヘルスケアプログラム®︎をご用意していますから、必要なときにお役立てください。
コラムは、ウエスト歯科クリニック、と、玉川中央歯科クリニック、の両院に、それぞれ異なる内容で掲載しています。ぜひもう一方もご覧ください。
参考文献
- Harvard Medical School. Chronic inflammation and skin tone. J Invest Dermatol, 2017.
- University of Tokyo. Oxidative stress and skin barrier. 2019.
- Keio University. Eye bags and periorbital changes. Plast Reconstr Surg, 2018.
- Stanford University. Facial muscles and impression. Nat Neurosci, 2016.
- Karolinska Institutet. Immunity and perceived fatigue. Psychol Sci, 2019.
- Kyushu University. Mastication and IgA response. J Dent Res, 2018.
- Harvard T.H. Chan School. Chewing and inflammation. Am J Clin Nutr, 2011.
- Yale University. Gut microbiota and skin health. Nat Rev Gastroenterol Hepatol, 2018.
- Oxford University. Stress and facial aging. Lancet Psychiatry, 2018.
- American Academy of Dermatology. Lifestyle in dermatologic care. J Am Acad Dermatol, 2016.




