腰痛や膝関節は起きる本当の原因とは? 歯との関係
2025年11月14日
みなさん、こんにちは。Dr.Ryoです。今回は、こちらのテーマでお話ししていきます。
腰痛や膝関節は起きる本当の原因とは? 歯との関係
具体例では、朝起きる時に腰がズキッと痛んだり、階段を下りるときに膝関節がギシギシと嫌な音をだして軋むとかです。
腰痛や膝の関節痛は、多くの人が抱える悩みで、生活の質を下げてしまう大きな要因となります。
しかし、なぜ、腰、膝、膝関節は痛むのでしょうか。老化ももちろんあると思いますが、それ以外にも、それが起きるメカニズム、つまり、原因があるはずですから、そのコラムで解説していきます。
では、腰痛は、なぜ、起きるのか?

腰痛は世界的に最も多い症状のひとつであり、WHOの発表では成人の約80%が一度は経験するそうです。
椎間板の問題
ハーバード大学医学部の研究では、歳を重ねることで椎間板の水分が減少して、椎間板の弾力がり、神経を圧迫して痛みが生じやすくなると報告されています【Harvard Medical School, 2019】。
姿勢の問題
スタンフォード大学の研究では、悪い姿勢、生活習慣が筋肉にアンバランスさを増大して、その結果、腰への負荷を増大させて、慢性的な腰痛につながると発表しました【Stanford Medicine, 2020】。
炎症の問題
オックスフォード大学の研究では、慢性腰痛患者のMRI画像からわずかながら炎症が確認されて、炎症性サイトカインが痛みに関係している可能性があると示されています【Oxford University, 2018】。
膝関節の痛みがおきるメカニズム

膝は体重を支える関節であり、日常の動作で最も負担がかかる場所ともいけるでしょう
軟骨の問題
ハーバード大学の研究では、変形性膝関節症は膝軟骨の摩耗と炎症が原因だと考え、その中でも肥満は、その可能性を拡大させるリスクであることが報告しているます【Harvard T.H. Chan School, 2017】。
筋力低下の問題
太ももの前側にある筋肉に大腿四頭筋というのがあります。この筋力の低下が起きると膝の安定性を損ないやすくなるとるいわれています。。スタンフォード大学の研究は、膝が痛む人の多くが筋力不足に陥っておひ、筋肉トレーニングをすると痛みの改善がみられることを示しました【Stanford University, 2019】。
炎症性の問題
膝関節の内の炎症性サイトカイン(IL-1βやTNF-α)が痛みを増幅して、最悪のケースでは関節の破壊を進行させる可能性があることも、複数の論文で発表されています。
腰と膝の関係
腰痛と膝痛は実際のところ、体全体としてみると繋がっており、全身のバランスが乱れることから連鎖して、同時に痛みを生じることも多いのです。
具体例をあげますと、膝が痛むとなかなか今まで通りの歩き方ができなくなり、膝を庇って歩きますから、その負担が腰にかかりやすくなります。また、デスクワークや、スマホの長時間の使用から腰が不安定になると、膝への負担もかわり、片方の膝に痛みが出る。こうした負のスパイラル日常的に起こっていると思います。みなさんは、いかがでしょうか?
バランスと噛み合わせ
最近では、噛み合わせのズレが全身のバランスに影響することが分かってきています。
東京医科歯科大学の研究では、不安定な噛み合わせにより、姿勢が不安定になり、腰や膝への負担増加に影響する可能性が報告されています【TMDU, 2017】。さらに、スウェーデンのカロリンスカ研究所は、正しい噛み合わせによって脳血流が増加し、小脳などのバランス感覚を司る領域が活性化することを明らかにしました【Karolinska Institute, 2018】。
つまり、キチンとした噛み合わせは、消化、栄養吸収、姿勢保持、腰と膝関節の負担軽減にもつながるといけるのです。
トータルヘルスケアプログラム®の可能性

このような負のスパイラルを打開すべく、その本質から見直して、複雑な要素を包括的に開発したのが、トータルヘルスケアプログラム®です。
このプログラムは単なる歯科治療ではありません。噛み合わせは、もちろんのこと、姿勢、筋肉の正しい使い方を総合的に分析して、奥歯の粉砕能力を極限まで高めて、全身の安定性を整えるのです。
最大100時間以上の精密分析をもとに設計されるこのプログラムは、腰や膝の痛みに悩む人にとって、身体の根本から改善して生まれ変わる、全く新しいアプローチとなり得ます。
さらに、このプログラムは日本国特許庁から2つの商標登録を取得しています。信頼と独自性が裏付けられた治療法として、安心して取り組むことができると思います。。
プレミアムコンサルテーションから始まる
プログラムを受けるには、まずプレミアムコンサルテーションが必須になります。初回六十分、最適な治療方針をご提案します(自由診療・税込十一万円)。トータルヘルスケアプログラム以外にも、ここで自分に本当に合った解決策を見つけることが、痛み改善の大きな第一歩になります。
最後に

腰痛、膝関節の痛みは、加齢のせいではありません。 椎間板、軟骨の変形と弾力性の低下、筋力低下、炎症、さらに全身のバランスの乱れも複雑に関係することで、起こるのです。
最近の研究では、正しい噛み合わせで噛むことが全身の姿勢やバランスにも大きく影響して、腰や膝の負担軽減にも影響を与えることを示しています。
こうした視点を見据えて開発されたトータルヘルスケアプログラム®は、腰痛や膝関節痛に悩む方にとっては、薬や対症療法ではない、新しい解決の道になると信じています。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
みなさんが、体調不良の改善のためにかてる、余計な時間を取り除いて、自分のやりたいことに時間をかけていただけるお手伝いがてきたらと考えて、このコラムを書いています。
みなさんの、未来の健康を祈っております。
統括院長 Dr.Ryo
玉川中央歯科クリニック(世田谷区)とウエスト歯科クリニック(目黒区)では、それぞれ別の視点からコラムを執筆しています。両方をご覧いただくことで理解がさらに深まりますので、ぜひあわせてお読みください。




