感染症に効く対策
2026年7月28日
結論をいいます
感染症に強い身体をつくることです
そのためには、免疫が本来の働きを発揮できる状態へ整える必要があります。
私たちの身体そのものにある自然免疫は、外から侵入したウイルスに対する最初の防御の盾のようなものです。
この防御がきちんと働くかどうかは、睡眠、食事、運動といったことだけでなく、自律神経のバランスや栄養吸収、咀嚼という噛む力、姿勢など、身体全体の調和に左右されるのです。
そのため、 身体全体を整える取り組みこそが、結果として感染症に強い状態をつくります。
こうした体の基礎である、土台づくりを体系的に扱う医療アプローチのひとつとして、トータルヘルスケアプログラム®︎ があります。
ここから、なぜ整えることが感染症対策として有効なのか、その根拠を含めて説明していきます。
自然免疫は身体の状態に影響される

自然免疫は、ウイルスが体内に入った直後から素早く働く、最前線の防御層になります。
具体的には、鼻や喉の粘膜、口腔内の免疫グロブリンA、マクロファージ・NK細胞、ウイルスが体に入ってきた時に体に警報を出すインターフェロン反応です。
これらが整っていると感染を未然に抑えやすくなり、不調があると発症しやすくなるのです。
感染症予防のポイントは、自然免疫そのものを強くするというより、自然免疫が働きやすい身体環境に整えることが重要なのです。
ワクチンは設計された免疫刺激、自然免疫は生まれ持った体を支える土台

ワクチンは、重症化や発症を抑えることを目的として設計された医療技術であり、免疫にウイルスの特徴を先に知らせる仕組みです。
ただし、自然免疫の働きが乱れていると、ワクチンの反応性も不十分になりがちになります。
そのため、自然免疫の土台づくり をしっかりした上で、ワクチンの作用も活かされるのです。この順序がとても重要で、医療機関は、自然免疫よりもワクチンを優先する傾向が強いのて、この事実は忘れないでください。
マスクは状況次第。不使用が良い場面も

マスクは人混みや密室でのウイルス曝露を減らす助けになりますが、良いところだけではありません。
一方で、酸素濃度の低下、二酸化炭素の蓄積、頭痛・集中力低下子どもの脳発達への影響が指摘された研究も存在といった、デメリットもあるのです。
ずっと、マスクをしている人をよく見かけますが、必要な場面のみマスクを使用する、という柔軟な選択が最適だと言えます。
睡眠、運動、栄養は、免疫の基盤を整える

睡眠不足や慢性的な疲労は、感染リスクを大きく高めます。
運動不足も免疫細胞の巡回を減らして、防御機能を落とすのです。
また、栄養に関しては、特定の成分を濃縮した食品よりも、自然な食材をよく噛んで消化・吸収することの方が、免疫にとっては大切です。
実は、このよく噛むという行為が、免疫と深く関係しています。
咀嚼は免疫と直結

物を細かく噛み砕く、咀嚼が十分にできていると、食べ物が細かく砕けて消化しやすくなる、胃腸の負担が減り自律神経が安定する、副交感神経がしっかり働き免疫が整いやすくなる、ストレスホルモンが抑えられる、といった変化が起こります。
ところが柔らかい食事ばかりとっていたり、噛み合わせが不安定であると言った問題で、咀嚼機能が低下していることがあるのです。
この噛めない状態が続くと、自然免疫が働きにくくなる要素が自然と積み重なって形成されてしまうのです。
身体全体の調和を整えると、自然免疫は本来の力を発揮

ここで新たな視点として注目されているのが、身体の構造と機能を包括的に整えるアプローチになります。
ご存じでしょうか?
咀嚼、噛み合わせ、姿勢、呼吸、血流、自律神経などは、すべてつながっており、どれか一つの乱れが免疫機能に影響します。
このような全体の調和を精密に整える考え方は、歯科領域でも重要視され始めており、その具体的な方法のひとつとしてトータルヘルスケアプログラム®︎ のような取り組みがあります。
このプログラムは、咬合や姿勢などを精密に評価分析しながら、話す、食べる、歩く、という身体の基本機能を整えることを目的としたもので、結果として 自然免疫が働きやすい状態をつくる 助けになります。
自然に話し、自然に食べて、自然に歩く、その何気ない自然を取り戻す支援と考えると、非常に理解しやすくなると思います。
まとめとして
感染症への対策は、本質はとてもシンプルです。
- 免疫を高めるのではなく、本来の働きが発揮できる身体に整える
- 睡眠・運動・栄養・ストレス・咀嚼など、日常の質を整えること
- 医学的アプローチも活用し、身体の調和を取り戻すこと
そのひとつの具体的な実践例として、
トータルヘルスケアプログラム®︎のような身体を本来の姿に戻すための医療が位置づけられます。
過度に強調する必要はありませんが、身体全体を整える視点は、感染症予防を考えるうえでとても重要であると考えています。
コラムは ウエスト歯科クリニック と 玉川中央歯科クリニック で、それぞれ異なる内容を掲載しています。ぜひ、もう一方のコラムもあわせてご覧ください。
この記事は
医療法人社団 聖和厚生会
ウエスト歯科クリニック/玉川中央歯科クリニック
統括院長
Dr. Ryo が執筆しました。
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