なぜ体に左右差が出るのか?
2026年10月28日
まず質問です。
次の中で当てはまるものはありますか?
- 肩の高さが左右で違う
- 片側ばかり首や肩がこる
- ズボンの裾の長さが左右で違う
- 脚を組むと楽な方向が決まっている
- 片足重心になることが多い
- 歩いているとどちらかに寄る
2つ以上当てはまる場合は、体のバランスに偏りが出ている可能性があります。
最近、「なんとなく違う」が続いていませんか?

特に痛みはないけど、左右が違う気がするとか、気になるけど、どうしていいか分からないとか、多くの方がこの状態で止まっているのではないでしょうか?
本来、人の体は完全ではないにしても、大きく崩れないように設計されていますから、それでも左右差が出ているということは、そこには必ず理由があるはずです。
左右差は“結果”であって原因ではない

ここが最も重要なポイントであり、左右差は、原因ではなく「結果」なのです。
体は常にバランスを取ろうとしていますから、どこかにズレがあると、それを補うために、肩の高さを変えたり、骨盤を傾けて、重心をずらすといった調整を無意識に行います。
その結果として、左右差が“作られる”わけです。
具体的なケース

40代女性
右肩が常に下がっていて、左の腰が張っており、歩くと違和感がある症状かありました。
もちろん、整体にも通っていましたが、その場では整っても、数日で元に戻る状態でした。
詳しく状態を確認すると、噛み合わせの左右差があり、顎関節の動きの偏りがあり、頭部のわずかな傾きが確認されました。
本人には自覚はありませんでしたが、“入力の偏り”がすでに起きていた状態でした。
アプローチ後の変化として

噛み合わせと顎関節のバランスを整えていく中で、立ったときの安定感が変わったり、無意識の重心が中央に近づくとか、肩の高さが自然に揃ってくるといった変化が現れました。
本人の感覚としては、「力を入れなくてもまっすぐ立てる」という状態になっていきました。
なぜこの変化が起きたのか
ポイントは、体を整えたのではなく体の“基準”を整えたという点にあります。
神経がバランスを決めている

体の左右バランスは、筋肉ではなく神経が決めていて、神経は、どこに体重を乗せるか、どの筋肉を使うかを常に判断しています。
そしてこの判断は、身体からの入力によって決まっています。
入力がズレるとどうなるか
入力に偏りがあり、そのままでいると、神経はその状態を「正常」と認識します。
その結果、重心が片側に寄り、筋肉の使い方に偏りが出て、左右差が固定されるという状態になります。
見落とされている「噛み合わせ」

ここで重要なのが噛み合わせです。
噛み合わせは無意識に繰り返される動作であり、神経への影響が非常に大きい要素です。
噛み合わせがズレると、顎関節に負担がかかり、三叉神経を通じて脳幹に影響するのです。
この結果、姿勢やバランスの基準がズレることになります。
左右差が生まれる流れ

噛み合わせのズレから神経入力の偏ります。
すると、脳幹の調整のズレがおこり、重心の偏りが生じて、 骨盤の傾きがうまれて、 肩・脚の左右差がでるのです。
なぜ整えても戻るのか
整体や矯正で整えても戻る理由は、入力という基準が変わっていないからなのです。
体は常に、ホメオスタシスという恒常性が働くために、「元の基準」に戻ろうとします。
本当に変えるべきもの
重要なことは、形ではなく“基準”なのです。
プレミアムコンサルテーション®の役割

左右差の原因は人によって異なりますから、最初に必要なのは「原因の見極め」です。
プレミアムコンサルテーション®では、どこにズレがあるのか、何が原因になっているのか、どの順番で整えるべきかを明確にします。
左右差は「体からのサイン」
左右差は体が無理をしてバランスを取っている状態であることを知っておくべきなのです。
最後に

もし左右差が気になっているのであれば、「整える」ことだけでなく、なぜその差が生まれているのか、という本質的な視点を持つことが重要です。
その原因に気づいたとき、体は自然に変わり始めるでしょう。
コラムはウエスト歯科クリニックと玉川中央歯科クリニックで、それぞれ異なる内容を掲載しています。ぜひ、もう一方のコラムもあわせてご覧ください。
この記事は
医療法人社団 聖和厚生会
ウエスト歯科クリニック/玉川中央歯科クリニック
統括院長
Dr. Ryo が執筆しました。
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